北総星見隊メンバーのみの掲示板です。 他の方の投稿はご遠慮ください。
左から右へ、カリスト、ガニメデ、エウロパ、木星、イオの順番で写っています。
カリストは探査機が撮った映像では四大衛星では一番光の反射率が低いので、望遠鏡で観測しても一番暗いのだろうと思います。
北アメリカ星雲、メキシコ湾
NGC7000,NGC6997 などの番号が振られています。
この星雲はかなり大きいため、焦点距離の長い望遠鏡では一部分を切り取った
撮影となります。ナローバンド撮影により画像を合成すると、より一層、立体的
に見えます。近くにある暗黒星雲が、より遠くにある輝線星雲を覆い隠して
いることが判ります。
1年~2年に一回程度は、双眼鏡などでも観測可能な彗星が来ます。
彗星は岩と雪や氷から出来ているため、太陽に近づくとガスを放出します。
ガスは、太陽と反対方向に「尾」のように伸びます。そのため彗星は別名「箒星」とも呼ばれます。
この写真は、2014年~2015年に掛けて地球に近づいたラブジョイ彗星です。
球状星団という名の星の集まりがあることを知っていますか?
望遠鏡で観察すると、ぼーっとした丸い球体として見えます。
ここで紹介するM13は比較的大きく、なおかつ観測しやすいものです。
私は球状星団について、疑問を持っていました。
疑問1 なぜ球状なのか?
疑問2 どのようにして生まれたのか?
疑問3 星団を構成する1つ1つの星は100億歳とされ、古い星の集団と
されるが、それは何故なのか?
上記の疑問に、天文学者はある程度回答を出しています。
なぜ球状なのか?それは、1つ1つの星がお互いの重力により引き寄せられ、
球体から出られないからです。星1つ1つは無秩序に運動していると考えら
れています。
では、どのようにして生まれたのでしょうか?諸説ありますが、銀河同士の
合体により生まれたと考えられています。銀河同士が合体するとき、ガスが
圧縮され、局所的に沢山の星が1度に出来た。それが球状星団になったと
考えられています。他にも色々説があるようですが、銀河同士が合体した
ときに生成されたというのは説得力があります。それは、3つ目の疑問の
回答につながります。宇宙全体の年齢は138億年と考えられています。
その宇宙の年齢からすると、球状星団を構成する星の年齢は100億歳と
大変古いです。つまり、現在ある天の川銀河は、元々他の銀河と合体した
結果できた銀河だからです。100億年の昔、2つあるいはそれ以上の
銀河がぶつかり、現在の渦巻き型銀河が出来上がりました。
望遠鏡を使って肉眼で見た月の面白さと写真で撮った月の面白さは別に思えます。
肉眼で見た月は実際に見ている鮮烈さは心に残りますが、記憶が薄れていくため、また見たくなります。
写真で撮る場合は、単純に撮ると鮮鋭さが失われます。しかし、画像処理を行うことによって鮮鋭さや
ディテイルアップをすることが可能になります。コンピューターで処理した画像を見る利点は、望遠鏡を出さなく
ても直ぐに見ることができることですね。
金曜日から日曜日まで、とても良い天候でした。
金曜日の夜は火星などを観望
土曜日の夜は成田駅西口での観望会
日曜日は自宅で月面を見たり撮ったりしました。
日曜日の月面を何枚か掲載します。